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【3日目. 実習後編】ダイバーへのファーストステップ!Cカード取得講習にチャレンジ!

Author
  • シロマユウノスケ
  • 蓮池 ヒロ

こんにちは。ライターのシロマです。Cカード取得講習も1日目の学科講習、2日目のプール講習と奥武島で陸から入水する海洋実習を行ってきました。

【1日目. 学科講習編】ダイバーへのファーストステップ!Cカード取得講習にチャレンジ!
【2日目. 実習前編】ダイバーへのファーストステップ!Cカード取得講習にチャレンジ!

いよいよ最終日は船で沖まで行っての海洋実習、そしてCカード取得までを皆様にお届けいたします。

思い出の慶良間ブルーに感動した講習3日目!

ここまで2日間かけて、学科講習・プール講習・海洋実習という流れでダイビングの基礎的な知識やスキルを学んできました。

最終日である3日目は、いよいよ船で沖に出てダイビングを行う「海洋実習」!
今回は、以前記事でお届けした体験ダイビングのときと近くのポイントで行うとのことで、あの綺麗な海を思い出して、さらにやる気が湧いてきます!

那覇市の三重城港から出航!

那覇市にある三重城港(ミーグスク港)から、この綺麗で大きな船に乗っていざ出航!!

ぼーっと海を眺めているうちにポイントへ到着。2日目の海洋実習と同じように、流れの説明を受けたり、器材のセッティングを進めているうちにあっという間に1本目のダイビングを迎えました。

最終日のダイビングがスタート!

今回はプール講習で練習したジャイアントストライドエントリーで入水。プールでの練習よりもうまくできたと思います!

潜水して海底につくと、フィン立ちで基本姿勢を保ちながらバディと合流。フィン立ちも2日目より少しだけ上達しているような気がしました!

そして、マスクを顔から外した状態からマスククリアまでの練習を行います。

海底でマスクを外してしまうのは少し不安がありましたが、落ち着いてゆっくりと手順を踏んでいくように意識することでなんとかクリア。

マスククリアの練習を終えると、海中を泳ぐ練習に入ります。

2日目は海中を泳いでいるだけでも感動しましたが、この日は青くて綺麗な海に綺麗な魚が泳いでいる景色も加わってさらに感動しました。

ハマクマノミという鮮やかなオレンジが綺麗な魚も見ることができました!クマノミって本当にイソギンチャクに住んでいるんですね!ちなみに、大きな方はお母さんなのだそう。

岩場に沿って泳ぐのも深度を保つ練習として楽しんで取り組めました。

20分ほど泳ぎ続けてから、エア切れになった場合を想定しひとりで浮上する練習を行いました。

いざ一人で浮上するとなると少し焦ってしまい、うまく手順を守れずに上がってしまいました。海面で再度久保さんからしっかりとアドバイスをいただきながら確認して、2本目のダイビングの浮上の時に再チャレンジさせてもらうことに。

悔しいですが、2本目にはうまくできるように頑張ります!

使ったタンクの残圧を確認して、2本目のダイビングのためにタンクの交換を行い、一旦休憩。

Cカード講習最後のダイビングにチャレンジ!

長いようであっという間のCカード講習もこれで最後のダイビング。

入水する前に、コンパスを使った方角や進路の確認方法を教わりました。2本目のダイビングでは、久保さんに出題された方角にバディと確認しながら進む練習を行います。日頃使わないコンパスを海中で使うのは、少し緊張しますね。

2本目もジャイアントストライドエントリーで無事に入水。

海底まで潜水すると、久保さんに出題された方角をバディと一緒にコンパスで探しながら進む練習を行います。

まずは自分のコンパスで指示された方角を探して、バディと進行方向を確認して泳ぎ始めます。

バディと課題を達成するような練習は、達成感も倍増で楽しみながら取り組めます。安全確保のためだけでなく、ダイビングをより楽しいものにするためにもバディシステムは重要なものだと実感しました。

そして、今回は1本目より長い時間を使って海中を泳ぐ練習を行います。浅いところから深いところまで、地形に沿って様々な深度を通っていくとのことで、より気合が入ります。

岩場のサンゴ礁で可愛いハリセンボンを見たり、

岩のクレパスを潜って海底を散策したり、

大きな目が特徴で綺麗なアカマツカサという魚を見ることができました。

サンゴ礁にもスズメダイの群れやヤマブキベラが!

撮影する時には見えなくなっちゃいましたがイセエビの仲間やダイビングや釣りでの大物であるギンガメアジも発見!特にギンガメアジを見ることができるのはラッキーなんだそうです!

海中散策を満喫した後からが僕にとっては本番。1本目に失敗してしまったエア切れのときにひとりで浮上するスキルに再チャレンジ。

緊張しながらも、1本目の後に確認したことを思い出しながら無事に浮上することができました。ちょっとだけスピードが早くなってしまったのが惜しいところですが、無事に2本目のダイビングも終了。

学科講習で習ったように器材をバラしたり、着替えを済ませ、少し休んでいるとあっという間に三重城港に到着。

最後は、マレア那覇店で確認テストとログ付け、そしてCカードの申請書類を記入して、Cカード講習が終わります。ここで気を抜かず、最後まで頑張ります!

いよいよCカード取得!最後の講習へ

船から上がると、三重城港からすぐ近くにあるマレア那覇店へ移動します。

確認テストや書類の記入の前に、忘れては行けないのが器材の片付け。
どんなアクティビティでもそうですが、使った後は次に使うために手入れを忘れてはいけません。

水を溜めた大きなバケツに、ウェットスーツやフィン、マスク、ブーツなどの軽器材、BCDやレギュレーターなどの重器材を入れてしっかりと海水を洗い流していきます。

専用のハンガーにまとめて干して完了!

そして、緊張の確認テストへ!

3日間の疲れが残っている中でも、満点を目指して頑張りましたが… 惜しくも50問中43点!残念ながら満点は取れませんでしたが、点数としては上出来だそうなので満足。

ログ付けの確認とそれを見ながら3日間の振り返り。

Cカードを取得するために必要な書類を記入するのも忘れてはいけません。

そしてついに!Cカードを取得しました!!

1〜2週間ほどで本物のCカードが届くそうなので、仮のカードで授与式を行いました。

ものすごく達成感を感じながら、無事に3日間の講習を修了することができました。これで、ウミガメと海中散策の目標もいよいよ目前ですね!

Cカード取得講習を3日間受けて感じたこと

以上、僕が体験したCカード取得講習をご紹介しました。

Cカード取得のためのショップ選びから実際に取得するところまで経験して強く感じた重要なポイントは、以下の3点。

プール講習の有無

僕のようにこれまであまり海に入ってこなかった人やいきなり海に入るのは怖いという方は、特にプール講習のあるショップを選ぶのがおすすめです。

今回はプール講習でみっちりと基本を覚えてから海洋実習を行ったおかげで、安心して基本の練習ができました。

現状として、沖縄のダイビングショップではプール講習ではなく、プールに似た環境の海で基本の講習が行われることが多いようです。もちろんそれが悪いことでは決してありませんが、自分が不安に感じているポイントをしっかりと把握してショップを選ぶことをおすすめします。

1人のインストラクターが教える生徒の数

こちらの記事でも教わったように、価格の安いショップだと1人のインストラクターがたくさんの生徒を教えることがあります。指導団体によって定められた人数を守っていても、もし講習中につまずいた場合にはフォローしてもらえない可能性があります。

例えば、僕が受講した3日目の海洋実習では、メインのインストラクターに加えてアシスタントのインストラクターが帯同してくれ、マンツーマン体制での講習となりました。2日目の海洋実習と比べるとさらに安心感がありましたし、そのおかげで僕が浮上を失敗してしまってもできるようになるまで教えてもらうことが可能でした。

その経験からも、1人のインストラクターが教える生徒の数を事前に確認しながら、ショップを選ぶのがおすすめです。

余裕を持ったスケジュールでの受講

今回は海に慣れていない僕でも3日間かけて少しずつ学べるスケジュールでしたが、これ以上短い期間で取得するのは少しきついなと感じました。

例えば、「最短2日!」など、短い期間で取得できることをアピールしているショップも度々見られますが、このカリキュラムをこなすためにはハードなスケジュールな場合もあります

しっかりと集中して講習を受けるためにも無理のないスケジュールを提案してくれるショップを選ぶことがおすすめです。

この3点が、ショップ選びから取得まで体験した僕が特に重要だと感じたポイントです。3日間の中で、覚えることや体験することが多い講習ですので、とにかく無理なく自分の体力やペースにあった講習を行うショップを選んで、充実したCカード講習を受講してくださいね!

Cカード取得講習と聞くと、難しい講習なのかもと想像していましたが、スキルを覚えていくたびに達成感を味わいながら楽しんで取り組める内容でした。そして、受講中に綺麗なサンゴ礁を体感できるというのも、沖縄でCカードを取得する醍醐味のひとつだと感じます。

ついにCカードを取得したので、次はいよいよファンダイビングにチャレンジ!

ウミガメと出会うことはできるのでしょうか?!講習で教わったことを復習しながら、その準備を整えようと思います。