【1日目. 学科講習編】ダイバーへのファーストステップ!Cカード取得講習にチャレンジ!
こんにちは!
沖縄生まれ沖縄育ち、ダイビングに憧れるライターのシロマです!
シュノーケリング体験と体験ダイビングを通して、これまで海にすらしばらく入っていなかった僕でも綺麗な海の中を少しだけ覗き見ることができました。
そして、ついにダイバーとしてのスタートラインである「Cカード」を取得することに。
もちろんシュノーケリング体験や体験ダイビングでも、可愛い魚や綺麗な海に潜ることができますが、自由に海を泳いでさらに綺麗な魚やウミガメを見るという目標のためには、この「Cカード」取得は必ず通る道。。
今回は、僕がCカードを取得するまでの道のりをご紹介しますので、Cカード取得を検討中の方や体験ダイビングでさらに海を楽しみたくなった方はぜひ読んでくださいね。
ダイビングには必ず必要なの?Cカードとは?
前回の記事でもご紹介しましたが、ここでも簡単にCカードについての説明から。
「Cカード」とは、「Certification-Card」の略でその人が定められた時期に定められた場所で定められた講習を受けたことを証明するもの。よくライセンスと呼ばれますが、ダイビングの免許というよりも講習を修了した証明書の意味合いが強いものとなっています。
指導団体によって呼ばれ方は異なりますが、今回はCカードの中にも18mまで潜れる「オープン・ウォーター・ダイバー」を取得。
もちろん世界共通で使用できるので、日本で取得するとほとんど世界中の海で使用することができます。
Cカードの概要からショップ選びまで詳しく知りたい方はこちらからチェックすると分かりやすいです。
http://www.c-card.org/
ドキドキな講習1日目は座学からスタート!
ショップ選びのアドバイスを受けて、プール講習が魅力の「ダイビングスクールマレア沖縄店」さんで受講することに決めました。
ダイビングスクールマレア沖縄店
業界大手で全国に12店舗を展開する「ダイビングスクール マレア」の沖縄店。
沖縄本島内では、指定管理運営を行う宜野湾マリン支援センター まりりんぎのわん、那覇市辻にある那覇店という2拠点。離島では、宮古島と石垣島にそれぞれ店舗を持っています。
ダイビングの教育プログラムを開発する「PADI」という指導団体を採用する日本全国に500店舗あるスクールの中で、たった1店舗だけが受賞できるもっとも優秀な賞である「PADI全国最優秀賞」を、当時史上初の2007年と2008年の連続受賞、そしてその記録を自ら塗り替える2016年から2018年の3年連続受賞という記録を打ち立てた、実績のあるダイビングスクール。
ここでざっと流れをご説明すると、「事前学習→学科講習→プール講習→海洋講習→取得」という順序を3日間かけて進めていくのだそう。
まずは事前に教材を受け取って、講習までに予習を行うところからCカード講習が始まります。PADIでは、テキストだけでなくDVDも付いてきますので、より分かりやすい教材となっているのが魅力的。
5つのセクションに分かれたテキストを読み、それぞれの最後にある練習問題を解いていくと知識の確認をしながら事前学習が進められて、ポイントを抑えながら学習ができます!
早いと半日くらいで読み進めることができるので、あまり時間がない方でも無理なく取り組めます。
やってきたのはマレア那覇店!
いよいよ迎えたCカード講習1日目!
1日目は午前中に学科講習を受けるだけのスケジュールで、マレア那覇店での講習。
那覇空港や国際通りから近くにあるので、県外から来た方にも便利な立地。
そして、今回僕のCカード取得をサポートしてくれるインストラクターはダイビングスクール マレア沖縄店の久保 諒季さん。
笑顔とゆっくりで丁寧な話し方が素敵な優しいインストラクターさんです!
久保諒季 さん
ダイビングスクール マレア沖縄店のPADIインストラクター。
大阪出身でダイビングの専門学校を卒業したのち、沖縄でインストラクターとして活躍されています。
ダイビングの好きなところは、何度でも潜るたびに新しい魅力と出会うことができることで、沖縄でのダイビングの魅力は、海の綺麗さと様々なダイビングスポットで違う魅力を体感できることなのだそう。
生徒さんのペースに合わせたペースで丁寧な講習やガイドを行ってくれる優しいインストラクターさん。
久保さんにお迎えしていただいて、緊張しながら入っていくとマレア那覇店のおしゃれな雰囲気に驚き!すぐにカフェでも営めるのではと思うほどおしゃれな空間の中に、器材がたくさん並んでいる素敵なショップでした。
まずは、同意書やアンケートに記入するところからスタート!
アンケートでは、どんな海や生き物が見てみたいのか、これまでのスポーツの経験、どんなダイビングを楽しみたいかなど、目標を確認する欄もありました。これを元に、その人の体力や目標に合わせた講習やアドバイスを行っていくのだそうです。
次は事前学習の確認と復習へ。事前学習で十分に理解できなかった部分を補う形で久保さんが解説してくれました!
DVDを見て実際のダイビングをイメージしながら事前学習に取り組みましたが、経験豊富なインストラクターさんによる解説は、やはり分かりやすさが違います。
そして、ここまで事前学習してきたことを踏まえて、確認テストにチャレンジ。
ところどころ迷うところもありましたが、なんと満点を取ることができました!!満点はなかなか珍しいとのことで嬉しさ倍増です。
いよいよ学科講習がスタート!
事前学習のでき具合を確認したところで、いよいよ本格的に学科講習が始まります。
5つのセクションに分かれていて内容が多いテキストを横断する形で、「リスク・器材・ルール」の3ポイントを軸に講習が行われました。
それでは、いよいよ学科講習に入っていきます。シロマさん、よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
学科講習では、「リスク・ルール・器材」という3つのポイントを軸として事前学習で覚えたことを、さらに深めていきましょう。「リスク」には、代表的な2つが上げられますが何でしょうか?
確か、減圧症と… うーん…
タンクから吸い込んだ窒素が上手く体外に排出されずに、血液や細胞の中に窒素の気泡が形成されてしまう減圧症ですね。もうひとつは肺に入れた空気が膨張することで、肺が傷ついてしまう肺の過膨張傷害があげられます。
減圧症が印象的だったんですが、肺の過膨張傷害も代表的なものなんですね。
それぞれに適切な対処をすることでリスクを大きく減らすことができますので、そこもしっかりと抑えていきましょう!
このような形で、安全や健康に関わることとその対処など、重要なポイントを押さえながら丁寧に説明してくださいました。
すごく重要なルールとしては、常にお互いの安全や行動を確認しながら、一緒に潜っていく2人1組のバディというシステムがあります。ダイビングのほとんどはバディを組んで行います。明日から始まるプール講習や海洋講習でも実際にバディを組みますよ。
2人で安全を確認しながら潜っていくと、安心感も違いますね。
他にも覚えて欲しいルールはたくさんありますが、ダイビングの内容によって、その後飛行機に乗ったり、急激な高度のつく移動は18時間以上の時間をあけて行うというのも重要なルールです。
それはどうしてですか?
この時間を守っておかないと、窒素が血液に溶け出して気泡をつくり、減圧症を引き起こしてしまう可能性があるからです。
怖いですね。沖縄だと観光でダイビングを行う人も多いので、注意する必要がありそうです。
本当に重要なことですので、余裕を持ったスケジュールを計画して、絶対にルールを守るようにしてくださいね。
ここまで、ダイビングにおいて気をつけるべきことや守るべきルールを教わりました。深い海に潜って非日常な世界を体感できる素晴らしいアクティビティだからこそ、しっかりとリスクやルールを学ぶべきですね!
少し難しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、目標をしっかりと持って少しずつ経験を積みながらトレーニングをすると決して全てが難しいことではありません。
僕でいうと、綺麗な魚やウミガメを見ることが目標ですね!
そうですね!無事にCカードを取得して、これからダイビングを楽しんでいくにあたり、きっとさらに目標がレベルアップしていくと思います。例えば、初心者ダイバーとしてウミガメを見ることを達成したら、次はマンタやジンベイザメ、沈没船を見てみたい!という風に、次々と魅力的な目標が現れるのもダイビングの醍醐味といえますし、多くのダイバーがそういった気持ちになっていきます。
たしかに、いつかはマンタみたいな大きな生き物や沈没船を自分の目で見てみたいです。
でも、このOWD講習を修了すると潜れるのは18mまでですよね。マンタや沈没船という目標を達成するためには、次のランクであるAOWと呼ばれる「アドバンスド・オープン・ウォーター」というランクを取得して、さらに深い海に潜れるようになる必要があります。
なるほど。出会いたい生き物だけでなく、Cカードのランクの面でも新しい目標が現れますね。
そうなんです。しっかりと目標を据えて自分が身につけるべきスキルやランクを着実にステップアップしていくことで、さらにダイビングを楽しめるようになりますよ!だからこそ、僕たちは受講者の目標設定を尊重した講習を行い、講習後もサポートできるように取り組んでいます。
だから最初のシートに目標を書く欄が用意されていたんですね!
ダイビングが一生の趣味になるほど素晴らしいアクティビティだからこそ、しっかりと目標を据えて達成し、その後も新しい目標と出会い続けるというのが重要。もちろん、3日間の講習中も、その目標を意識することで頑張れました。そして、その目標のサポートを続けてくれるようなショップとのお付き合いも重要だと感じます。
実際に器材のセッティングにチャレンジ!
ダイビングの注意点や魅力を教わった後は、店内に展示された器材を確認しながらダイビングにはどのような器材が必要なのか教えていただきました。
レギュレーターやフィン、BCD、ウェットスーツなど、分かりやすくて代表的なものはもちろんですが、体験ダイビングでは操作しなかった「ダイブコンピュータ」という重要な器材も含めて、詳しく説明していただきました。2日目から実際に使用していくのが楽しみです!
事前学習でテキストを見ていると何度も器材の説明が出てきた印象はありましたか?
そういえば、器材の説明をするページがすごく多かったような気がします!
そうですよね。ダイビングにとって器材の仕組みや取り扱い方を身に付けるのがすごく重要なことはなんとなく感じられたと思いますが、基本的に自分の器材でダイビングを行うというのも、すごく重要なことです。
レンタルではなく、ということですか?
そうです。もちろん初めから高額な器材を買って、講習を受ける必要はありませんが、私たちが加盟しているPADIという指導団体では、自分の器材を使ってダイビングに取り組んでいくことをおすすめしています。
それはどうしてですか?
シロマさんは車を運転されるそうですが、マイカー以外の車を運転するとき、シフトレバーの位置やハンドルの重さなどで違和感を覚えることってありますよね。
それはすごく感じますね!
ダイビングでも同じように、メーカーや製品によって、微妙に操作の仕方や操作感が違っています。そのために、特に初心者のうちは何度も同じ器材を使って、ダイビングのスキルを身につけていくということが上達において重要です。
なるほど。いつも同じ使用方法ができる器材で潜る方が上達するというのはすごく理解できます。
このような理由で、器材の購入をおすすめはしますが、押し売りすることはありませんので安心してください。決して安い買い物ではありませんので、慎重に購入を検討してくださいね。もちろんインストラクターにアドバイスを求めるのもいいと思います。
レンタルで気軽にダイビングを楽しむのも悪くはありませんが、長くダイビングを楽しんでいくのなら自分の器材を使って上達のために取り組んでいくのがおすすめなのだそう。もちろん、安い値段ではないので、ショップに言われたままに購入するのではなく、しっかりと検討しながら購入すべきですし、その相談に親身に乗ってくれるようなショップ選びが重要です。
器材の説明も終えたところで、実際の機材のセッティングにもチャレンジしましょう!
まずはタンクのキャップを外して、少し栓を開けて異臭がしないか確認します。栓を少し開けすぎてしまい、空気の勢いにびっくり。
そして、レギュレーターやBCDを繋ぐファーストステージという部分をタンクに装着して、そこからBCDにも繋ぎます。
タンクとファーストステージを繋いだら栓を開けて、どのくらい空気が入っているか計器を確認。ちゃんと繋がっていたので安心。
実際にレギュレーターを使って呼吸の確認。体験ダイビング以来のレギュレーターでの呼吸で、陸で行うのはなんだか不思議な感覚でした。
そして、パーツごとに分解するところまで教わって、学科講習が終了。
1日目の学科講習を終え、2日目からは実習がスタートします。
ここまででダイビングに必要な基礎的な知識をひと通り教わりました。覚えることが多いので、事前学習をしっかりと行うことが重要です。
約3時間の学科講習を終えて、明日からはいよいよプール講習と海洋講習が始まります。緊張と不安が半々ですが、今日学んだことを活かせるように頑張ります!